自殺島を読んで気づいた。自殺を回避する方法
僕は浪人をしていたのですが、そんな時、勉強しなければいけないのに出来ない自分を攻めるあまり、フッと自殺が頭をよぎるなんてことがありました。
なので、タイトルのイメージだけで読んでみました。
この漫画はタイトルの通りマイナス思考の終点である自殺をテーマにしています。
とりあえず、あらすじを紹介します。
【あらすじ】(wikiから)
主人公セイは自殺未遂を繰り返した末に、「生きる義務」を放棄した意思を示す書類にサインをする。病院のベッドの上で意識を失ったセイは、目が覚めた時、自分がまだ生きており、そして自分と同じ未遂者達が周囲に何人もいることに気付く。そして、ここが自殺を繰り返す"常習指定者"が送り込まれる島「自殺島」であることを知る。その直後、未遂者達は飛び降り自殺をする瞬間と死に損ねた者のおぞましい姿を目の当たりにし、一時自殺することを踏みとどまる。"死ねなければ生きるしかない"彼らのサバイバルが始まる。
【感想】
自殺を本気で考えたことがない人や人生がそれなりに楽しいと思ってる人は、物凄く感動すると思います。
しかし、僕のような捻くれた人間にはどうも納得がいきませんでした。
なぜ納得がいかなかったのか?
を1言にすると能力的に優れた人間が消えただけだから。
自殺をする人間って社会に負けて、どうしようもない現状から「ただ逃げ出したい」っていう動機が多いと思うんですよね。
この漫画の登場人物も過去のトラウマから自殺をしてしまった人が一部いましたが、大方は社会に負けて自分に自信が持てないという動機からの自殺でした。
そんな負けた人間たちが一箇所に集められて生活させられたら相対的に自分の能力値が上がりませんか?
例えば、世の中の偏差値70以上の人間を全員殺せば偏差値60の人が70になり、偏差値50の人が60になりますよね?
劣る人間を一箇所に集めて、言わば負け組だけの社会を作っただけで根本的には解決してないのではないかと思ってしまいました。
しかも、主人公は島という食糧に重きを置かれる環境で弓が引けてシカ肉が獲れます。
島という隔絶された環境で他に狩猟が出来る人間がいないことを考えれば主人公は圧倒的に稀有な存在です。
そんな中で生きる喜びを語られても説得力がないと僕は思ってしまいました。
きっと島の中でも自分に自信を持てないし、死ぬことも出来ない人間がいるに違いありません。
それともう1つ、
こっちの方が許せないのですが、この主人公はロシアンハーフの美女と相思相愛な んですね。
性の喜びを知りやがって!
僕としては「あれ?ゴチャゴチャ壮大なこと言ってるけど、結局性欲が満たせるようになったから楽しいんじゃね?」と思ってしまうわけですよ。
主人公の仲間の"帽子くん"も良きセックスパートナーを見つけた辺りから人生観が変わりました死ね。
【まとめ】
自殺島で生きることを心から望み、毎日を楽しく思い始めたキャラクターたちは皆セックスしてました。
生の喜びを知るには性の喜びを知らないといけないのかもしれませんね。
人生がつまらない皆さんは沢山セックスをしてみると良いですよ。
以上、童貞の僕の感想でした。